今回のお題は「簡易カクカクアニメを作ってみよう!」です。
これはAEの救世主というコーナーの方あった質問をヒントにしたものです。
(サヤカさんの質問の答えにはなってないですが… 参考になれば幸いです。)
よくあるカクカクしたアニメを簡単に作れないだろうか?というものです。
通常の場合は、おそらく「線の太さなどが違う、 同じ絵」を必要枚数用意して
それをアニメーションさせるという感じだと思います。
こんな感じっす。
これはイラストレイターで描いたもので、
”ブラシ”のパターン違いの3レイヤーだけで作ったものです。
それをちょっとだけパーツ単位でずらしただけのものです。
3枚のレイヤーだけなので、アニメとしての動きは無い状態です。
ちなみにこの状態を簡単に作る手順ですが、
まずコンポジション(base)内でレイヤーを
アニメーションさせたい順番に上から重ねていきます。
今回は3枚のレイヤーを順番通りに何度も重ねました。
で、CS3からだったかな?メニューのアニメーションから、
アニメーション→キーフレーム補助→シーケンスレイヤー
とするとウィンドウが開きます。
そこでオーバーラップやデュレーション(長さ)、
トランジッションの設定をします。
設定してOKとすると、単に上から下に並んでいたレイヤーが
規則正しく横に並ぶようになります!
![sequence01](http://jeronimovie.com/aemagic/flv/jpg/sequence01.jpg)
こんな状態から
![sequence02](http://jeronimovie.com/aemagic/flv/jpg/sequence02.jpg)
こんな感じになります!!楽チン楽チン!!
これを知らない間はイチイチひとつひとつ
移動して、移動して、移動して…
って大変だったもんです。(あすなろさん!これで解決ね!!)
この動画にパペットを使って動きをつければ
3枚からかなりのアニメが作れる!という発想です。
まず、上記のような状態の
アニメーションのコンポジション(base)を作ります。
このコンポジションを別のコンポジション(anime)に読み込んで
それにパペットを適用していきます。
その時に注意しなければならないのが、
パペットを適用する際に、最初だけ
全レイヤーを重ねて表示している状態で
適用しなければならないということです。。
一番最初のパペットピンを打つと、
その状態のアルファマットを
「全ての"メッシュ"」として認識してしまうからです。
重ねて表示した状態でパペットを適用すれば
その状態が最大のメッシュの状態となるので
その後、レイヤーが入れ替わったことで
アルファマットが大小変化しても
メッシュの大きさには影響ないということになります。
わかりづらいですが、これが一枚のみの状態。
![anime01](http://jeronimovie.com/aemagic/flv/jpg/anime01.jpg)
で、こっちが3枚重ねた状態です。
腕や足の部分がずれて重なって見えるのがわかりますか?
![anime02](http://jeronimovie.com/aemagic/flv/jpg/anime02.jpg)
あらかじめコンポジション(base)内で
1コマだけ全てのレイヤーが表示している状態にして
コンポジション(anime)にあるコンポジション(base)に
"パペットピン"を打っていきます。
全てのパペットピンが打ち終わったら、
コンポジション(base)内の全レイヤーが
表示されているコマを元通りのひとつに直しておきます。
あとは自分の好きなように動きをつけてあげれば
なんとも簡単にカクカクアニメができてしまいます!!
パペットピンの数や場所、重なりツールや
![papet01](http://jeronimovie.com/aemagic/flv/jpg/papet01.jpg)
パペットスタッチツールなどをうまく調整して
![papet02](http://jeronimovie.com/aemagic/flv/jpg/papet02.jpg)
自分の好きな動きを作ってみてください!
少々乱暴ですが、上記で動きがなかった
カクカクアニメもこんな感じになります。
仙台発信のCMを
ローカル発信のCMを
向上させませう!
映像と音声の調和。
ヾ(´▽`)ゝ
映像職人JERONI毛
http://jeronimovie.com
2009/04/08/(水) |