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A『 UFOと夜景の合成 』

 

とあるローカルTVCMのメイキングです。
ちょっとでも皆さんの映像制作に役立てば嬉しいです。
本日のメイキングでご紹介するのがこの映像。



皆さんだったら
「仙台市の夜景にUFOみたいなダイヤモンドを飛ばしたい」
そう考えた時どのような方法をとりますか?
表現の仕方はさまざまですが、
こちらの映像はCGを最低限だけ使用して制作しました。

通常何かを実写に合成する場合には
3DCGなどで全て制作したものを使用するのが主流。
それなりの作業時間、制作料金もかかります。

でも、そんなコトができない場合は一部CGを使って制作したりします。
実写部分の撮影の際に照明なども合成をふまえて色々と工夫します。
あたかもそこに合成されるCGがあるような照明を作る訳です。

が、その被写体が街のように大きい場合は…
もちろん街全体に照明をあてる訳には行きません。
かと言って、すべてフルCGで作っている時間も予算もない!!

ところが!!街にあてるほどのデカイ照明があるのですょ。
そう、ずばり太陽です。
作戦は、太陽を街全体にあてた照明と考えるわけですから
、あとは光があたるであろう部分だけ昼間の街を夜景に合成してあげる。
それだけで、そこの部分があたかも照明があたったようになる訳です。



実際の合成の工程を表現してみたのがこちらの映像です。
この映像では昼間の街並みは使用せず、露出を調整して撮影し、
光があたったような街並みとただの夜景の街並みを素材としています。

1.ただの夜景に…
2.ダイヤモンドで照らされるであろう光を合成。
3.ネオン全体を怪しく光らせて…
4.肝心のダイヤモンドUFOを合成です。



こちらもそんな感じです。
はじめに街全体の背景になる部分をマスク処理で消します。
街はビルなど規則正しい形でできているので簡単にマスク処理できるのです。
そうした後に、その後ろにあたかもまばゆく光る物体があるかのような
街の光を想定した露出で撮影した街の夜景を合成。
同じくダイヤモンドUFOも合成するといった感じです。



1.ただの夜景…
2.その夜景の背景部分をマスク処理して消します。
3.消した部分により明るい街の夜景を合成。
4.ビルの裏側の光の反射を追加して…
5.ダイヤモンドUFOを合成!



今度はラストカット。
こちらの撮影は、実は日の入りあたりの夕方から
ずーっと同じ場所で同じアングルで撮影しています。
ちょっとでもずれてしまったら失敗です。
こちらの映像は…

1.ただの夜景…
2.実は夕方から同ポジで撮影してます。
3.この夜景にマスク処理で切り取った夕方の景色を合成しつつ
4.遠くのダイヤモンドUFOを想定して合成していきます。
  遠くのダイヤモンドUFOの光は近くの夜景には干渉しないはずなので、
6.手前部分にマスク処理をした夜景をあえてのせて暗くします。
  これでだいぶ遠近感がでてきました。
8.最後に一番手前にくるダイヤモンドUFOと
  その光部分の夕方の景色をその上に合成します。



こんな感じで、簡易的ではありますが、
かなりスケールのデカイ照明を考案した訳であります。
ちなみに映像は初めから16:9で撮影されたものを
編集の段階で4:3のサイズに合わせています。
映画の予告のような感じにしたかったので
テロップも字幕のようにしてみました。

いかがでしょう!?
何かの参考になっていただければ幸いです。


仙台のローカルTVCMの質の向上、みんなで頑張ろう!!


2006/07/29(土)

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